以前のブログでも書いたとおり、私は2021年4月に肝血管腫という良性の腫瘍を切除する手術を受けました。担当の医師の話では当初肝臓の45%をカットしさらに場所的に胆嚢もカットするとの話でしたが、胆嚢も含め30%程度のカットで済んだようです。少しでも多く残っていることに感謝です。
胆嚢がなくなっても大丈夫とのお話を担当の医師から聞いていたのですがいざなくなってみると(なくなった感覚はまるでありませんが)ちょっとビビってました。
ここではかつて年中無休の365日飲酒していた私が、肝臓(胆嚢)切除後にアルコールが飲めるようになるまでになった(勝手に飲んでるだけですが)経過などについて書きます。
これは医師や看護師の助言に基づく行動ではないのであくまでも「こういう人もいるんだ」という程度でご覧ください。
ちなみに上の右側のウイスキーは「グレンフィディック」というシングルモルトウイスキーです。今では日本では山崎や白州などなかなか手に入らない状況ですが、これらにも決して劣らないウイスキーだと思います。
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肝臓は元に戻る?
手術前に担当医に聞いたのですが、肝臓はカットしても元に戻るとのことでした。
※私の聞き間違いもしくは勘違いかもしれません
生活は元通りにできるとの話をいただいたので、安心して手術を受けたのです。
手術後、すぐにICU(集中治療室)に2日ほど入りました。その後、一般病棟の経過観察室に移され数日おきに採血されてました。先生の回診では「順調に回「復している」とのことでした。結構大きな手術だったものの身体は再生しているのだと、担当医の先生と看護師さんと私の身体の細胞に感謝しました。
脂っこい食べ物は受け付けない
退院前に看護師さんから
との忠告を受けました。まあ退院前は食欲もなかったので素直に「はいわかりました」と答えましたが田所商店の北海道味噌ラーメンやグルメのジャーマンステーキとかとかもう食べられないのかなあとか思うと落胆しました。そしていよいよ退院。
私が退院できたのが2021年4月29日。たいして食欲がなかったのですが、看護師さんの忠告を無視しとりあえず病院では絶対食べられないものということで、マクドナルドで「炙り醤油風ベーコントマト肉厚ビーフ」とかいうセットを買いました。
結論。失敗でした。。。貧乏性の私は無理やりハンバーガーを口の中に詰め込みコーラゼロで流しこんでしまいました。セットのポテトは半分くらいしか食べられませんでした。夜までもたれてましたね。こりゃあ痩せるなあと思いました。実際入院前に比べると半月ちょっとで8kg痩せてました。
少なくとも退院後は油っこいものは避けるべきです。これは断言できます。
アルコールの解禁はドレーンが取れるまで
退院後も私身体には「ドレーン」という管が肝臓に刺さっていて液体を体外に放出していました。このドレーンが取れる予定が退院後の2週間とちょっと後の予定。自分の中でこれが取れれがアルコール解禁だと勝手に思ってました。ちなみにドレーンとは
こんな感じで身体というか身体の中を通して肝臓に刺さっています。刺さっている間は特に痛くはありません。手術中に入れられたので痛みはありませんでした。しかし、術後別の管を入れられたのですがそのときは今まで行きていた中で2番目に痛かったです。
それは気が向いたらお話します。あまりここでは言いたくないので(苦笑)。
これがドレーン本体です。肝臓から流れた液体はここに溜まります。1日でほぼほぼ満タンになります。まああまり見てて気持ちのいいものではありませんよね。
というわけでこのドレーンが取れる5月14日、外来診察でようやくドレーンが取れました。今までどこに行くにもトイレに行くにもお風呂に行くにもついてきたこのドレーン。ようやく取れてアルコール解禁か。
しかし診察でドレーンを取った数分後身体に異変が。。。
ドレーンを取った箇所から強烈な痛みが走り、結局診察に戻りCTを撮ることに。幸いたいしたことないとのことで、安静にしていたら回復してきたので自力で帰宅できました。でもその当日はお腹の違和感が取れず食欲もなくずっと家でゴロゴロしてました。
翌日にはほぼほぼ回復していたので逆に酒が飲めないストレスが溜まっていたようです。そのせいかどうかはわかりませんが、パソコンもいじる気もなし、とにかく飯食ったら寝るしかやることない。そんな感じでした。
いよいよアルコール解禁
「ストレスは身体によくない」と独断でついにアルコールを解禁してしまいました。手術後35日です。37日ぶりに缶ビールのプルトップを「シュパッ!」と押しつぶし、愛用のTHERMOSのグラスに注ぎこむ快感。その若干懐かしい音と匂い。
とはいえどもまだ傷跡が残るお腹に不安を抱えながら、おそるおそるグラスを口に運びました。
「うまい。」
気のせいなのか、サッポロ黒ラベルの苦味と深みをしっかりと感じ取ることができました。あと不安だったのがどのくらい飲めるか。私はお酒を飲めない人が飲んでしまったときの感じがまるでわかりません。すぐに気持ち悪くなるのか、吐きそうになるのか、頭が痛くなるのか、そんな症状が出てしまうか不安でした。
とりあえず1本飲んだ後、さらにもう1本の黒ラベルのプルトップを押しつぶしていました。
とりあえず1本くらいは飲めるようだ。少し安心しました。特に目が回ることも気持ち悪くなることも、お腹が痛くなることもありません。酔ってもいません。
次の1本の飲み終えるころには少しは酒が回ってきた感じはありましたが酔っ払っているというほどでもなく調子が出てきた感じでした。というわけど、そのままMacBookを開き、キーボードを叩き始めるほど気分は上々でした。
さすがに初日はこの2本でやめましたが翌日以降はハイボールなども試してみましたがとくに手術前と変わらぬ状態でした。
とりあえずお酒が飲めなくなるということはなかったので安心しました。
とはいえども決して医師に褒められることをしているわけではありません。その3日後の採血の結果は肝機能は回復してました。担当医師におそるおそるアルコール飲んでも大丈夫か聞いてみました(すでに飲んでしまっていましたが)。
当然「どうぞどうぞ飲んじゃってください!」なんて返答はいただけませんでしたが「加減しながら。。。」という感じで一応OKをいただきました。また「良いが回りやすいかも」ということもおっしゃってましたが、私の場合は大丈夫でした。
まとめ
私の場合ですが、肝臓30%プラス胆嚢を切り取る手術をした1ヶ月後、アルコールを飲んでもとくに大きな変化がはありませんでした。とはいっても飲まないに越したことはないでしょう。しかしストレスになるくらいならと私はアルコール解禁の選択を医師の許可を得ずにフライングで取ってしまいました。これは決して褒められたことではありません。
肝臓の手術後はちゃんと医師の許可を得てお酒は解禁しましょう。私もまた1ヶ月後に診察に行くので肝機能に異常な数値があれば自重しなければならないでしょう。でもやっぱストレスはいけないですね。気分が病んできます。
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