野田市出身・在住の我瀬(わがせ)です。野田市のお花見スポットと言えばやっぱ清水公園が一番にあげられると思います。その他は関宿城公園でしょうか。しかし意外と侮れないのが利根運河が流れる土手沿にある運河水辺公園です。
今回はその穴場スポットの運河水辺公園を紹介します。
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広くて自然の眺めもよい
運河水辺公園は、運河駅を下車し徒歩1分ほどで着きます。公園といってもたくさんの遊具があるわけでもなく、土手沿に広いスペースがあります。レジャーシートを敷いてお弁当を食べたりビール飲んだりしてくつろぐには十分なスペースがあります。
土手を下って川沿まで行くと歩いて渡れる橋がかかってます。川の水が流れる音を聴くと心が休まることでしょう。川辺には鴨が浮いてます。そんな姿を見るだけでもほっとするのではないでしょうか。
昔は魚も鯉やクチボソなどの魚が釣れたような気がしましたが、今はどうなんでしょう。
石畳のように舗装された部分もあるのでここにレジャーシートを敷いてくつろぐのも全然ありですね。
トイレもあるから安心
数年前に設置されたトイレもあるので安心ですね。公園のトイレにしてはきれいだと思います。
花火・バーベキューは禁止
ちなみに花火やバーベキューなど火を取り扱う行為は禁止なので気をつけてくださいね。バーベキューしたくなる気持ちはわかりますが、マナーなので守りましょう。またゴミ箱なども設置されてはいないので、自分で出したゴミはきちんと持ち帰りましょう。
屋台などは出店していない
清水公園とは違い、このあたりには屋台などはイベントを除いては出店はされてないようです。運河駅前にはファミマ、またこの公園近くにもローソンがあるのでそこで飲食物を調達することが可能です。
「うんがいい朝市」が毎月第4土曜日に開催
この場所で毎月第4土曜日に「うんがいい朝市」というイベントが行われてます。私も何度か行ったことがありますがお店も多数出店しているので結構賑やかなイベントです。このイベントでは飲食屋台なども出店してます。
基本毎月第4土曜日の朝8:30〜12:30まで行われてます。地元飲食店や野菜、工芸品なども販売されてるので、ぜひ一度行ってみてはいかがでしょうか。しかし2020年3月は例のコロナウイルスの影響で中止が決定してます。
利根運河は日本初の西洋式運河
利根運河とは、利根川と江戸川を繋ぐために造られた人工の河川と子供のころ教えられたと思います。しかしより詳しく調べてみると、利根運河は日本初の西洋式運河だったことがわかりました。
時は遡ること明治23年にオランダ人技術者ローウェンホルスト・ムルデル氏が監督し、220万人もの人を使って開削・竣工されました。
ツルハシとクワを使ってという原始的な方法で明治21年から始まりわずか2年で通水できたのはすごいですね。
利根運河が建設された背景には同じ千葉県の銚子から江戸まで船で荷物などを運ぶ際に、利根川を登って関宿まで行き、江戸川を下っていくルートか、太平洋に出て千葉県をぐるりと回るルートしかなく、時間的にも労力的にも不都合でした。
そこで利根川と江戸川を繋ぐ川を掘ればいいじゃね?って感じになったのだと思います。実際利根運河が開通してから、銚子から江戸まで3日かかっていたのが、1日に短縮されたようです。
当時の利根運河沿は商店で賑わっていたようです。今は全く面影がありませんが。。。
全盛期は年間4万隻もの船が往来したものの、開通後半世紀ほど経ち、鉄道が整備されたことや昭和16年の台風の被害で利根運河の役割は終了しました。
このように当時は千葉から東京にかけての流通に重要な役割を果たしていた利根運河は意外と野田市民には知られていないのでしょうか。
ぜひ春でも夏でも秋でもいいので訪れて、自然の美しさと同時に利根運河の歴史も感じてくれたらいいなと思います。